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<高円宮杯U−18>GK広末 存在感

青森山田高−広島ユース PK戦の4人目のキッカーでシュートを決める青森山田高のGK広末
PK戦で広島の1人目のシュートを止める広末

 延長まで無失点で耐えた先に初の栄冠が待っていた。PK戦で3−2とリードして迎えた4本目。相手の1本目を止めたGK広末が自らキッカーに立ち、左隅に決めた。両手でガッツポーズする守護神は歓喜に沸く仲間の輪に包まれた。
 「運動量を使って守備をしてくれたチームを助けたい」と燃えていた。シュートは4本と広島の半分以下。ショートパスでサイドを崩されながらも4バックが最終ラインで体を張って決定機を与えず、ストライカーの山根をシュート1本に抑えたのが大きかった。橋本は「0点に抑える気で臨んだ」と振り返る。
 中盤も守備意識が高かった。高橋は2列目から時折ボランチに下がり、住永と共に相手の飛び出しを警戒。前半22分には自陣ゴール前の混戦で嵯峨が滑り込んでクリアした。
 住永主将は「全員で警戒し、守備でサボらないのが青森山田の強み」と言い切る。黒田監督が求める高い位置からボールを奪いに行く全員守備の重要性を理解し、昨季のチームから4バックが全て変わった不安要素を強みに変えた。
 リーグ戦から3戦連続の無失点。頂点を狙う30日開幕の全国高校選手権に向け、堅守の継続は好材料だ。「監督の指導のおかげ。もう一つ勝って恩返ししたい」と広末。夏のインターハイで4強に甘んじた悔しさと今回の自信を胸に、二つの日本一という初の快挙に挑む。(原口靖志)

[高円宮杯U−18プレミアリーグ]18歳以下の日本一を争う大会として日本サッカー協会が2011年、前年まで行われた全日本ユース選手権に代わって創設。全国を東西各10チームに分けて2回戦総当たりのリーグ戦を行い、それぞれの1位がチャンピオンシップを戦う。下部に全国9地域に分かれたプリンスリーグが設置されている。


2016年12月18日日曜日


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