宮城のニュース

被災者支援に心理学活用を 仙台でシンポ

被災者の心のケアの在り方を考えたシンポジウム

 全国の認定心理士でつくる「認定心理士の会」は17日、仙台市青葉区の東京エレクトロンホール宮城で公開シンポジウム「心理学を被災地に活(い)かそう!」を開いた。
 宮城県内を中心とする認定心理士や一般市民ら約90人が参加。東日本大震災の被災地で心のケアなどに取り組んだ専門家が研究成果を報告した。
 お茶の水女子大基幹研究院の青木紀久代准教授は、家族の離散などの長期的ストレスが積み重なってトラウマ(心的外傷)になるケースを紹介した。「被災地の中に入った支援者と外にいる支援者が、花びらのように重なり合ってケアするシステムも可能ではないか」と述べた。
 福島大災害心理研究所の筒井雄二所長は、東京電力福島第1原発事故によって福島の住民は今も心理的ストレスを抱えていることを指摘。「子どもの心の発達にも影響を与えつつある。子どもを救うには、まずはお母さんの心のケアが重要になる」と強調した。
 「認定心理士の会」は日本心理学会の下部組織。認定心理士の相互連携を図りながら心の健康に寄与する目的で今春設立された。


関連ページ: 宮城 社会

2016年12月19日月曜日


先頭に戻る