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日大東北高相撲部員に顧問ら暴力

 福島県郡山市の日大東北高の相撲部顧問を務める男性教員ら2人が、指導の名目で稽古中に部員をハンマーでたたいたり、のこぎりで脅したりするなどの暴力を加えていたことが18日、分かった。学校は実態を正確に把握しておらず、暴行から半年以上が過ぎても教員の処分や福島県への報告もしていなかった。
 松井弘之校長が記者会見して明らかにした。暴力行為をしたのは20代の体育担当教員と非正規職員の50代男性コーチ。校長によると、教員は5月25日、1年生男子部員1人を木製デッキブラシで1回殴って負傷させた。部員は7月末に転校した。
 今月の調査では、教員らがゴム製ハンマーで同じ部員の頭をたたいたり、腕立て伏せの際にのこぎりを体の下に置いたりしていたことも判明した。
 7月、部員の保護者が学校に連絡し、発覚した。学校の聞き取りに教員は「部員を強くしようと思い、行き過ぎた指導をしてしまった」と釈明し、反省文を提出。学校は教員を処分せず、顧問としての活動を停止させただけだった。コーチは9月30日付で依願退職した。
 会見では暴行時期や部員のけがの有無などの説明があいまいで、学校側は問題に対する認識不足を認めた。松井校長は「私の指導力不足、監督不行き届きで本当に申し訳ない。非常に重く受け止めており、今後きちんと調査をして対応していきたい」と謝罪した。
 日大東北高のホームページによると、相撲部は過去に全国高校総体(インターハイ)に14回出場。角界に入門したOBも多数いる。


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2016年12月19日月曜日


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