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<汚染廃棄物>住民、健康への影響不安視

 東京電力福島第1原発事故に伴う放射性物質で汚染された国の基準(1キログラム当たり8000ベクレル)以下の廃棄物の試験焼却を巡り、19日、宮城県角田市と美里町で住民説明会が開かれた。住民からは放射性物質を除去する能力や健康への影響を不安視する声が相次いだ。
 角田市の説明会は、仙南地域の焼却場所として検討されている仙南クリーンセンターで行われ、約100人が参加した。住民からは「健康への影響は分からないことが多く、幼い子を持つ親は不安」「(放射性物質が)煙から出た後に『ごめんなさい』では遅い」といった意見が出た。
 試運転中のセンターでの試験焼却は、来年4月の本格稼働後との考えが示されている。大友喜助市長は「廃棄物保管農家は迅速な処理を求めている。この機会を逃すと処理が進まない。試験焼却で安全性を確認したい」と理解を求めた。
 美里町の説明会は町駅東地域交流センターで行われ、約50人が出席し、角田市と同様の不安の声が上がった。相沢清一町長は「保管農家の不安を取り除くため、試験焼却は必要と考えるが、なかなか前に進まない難しさも感じた。慎重に判断したい」と話した。町は21日にも南郷地区で説明会を実施する。


2016年12月20日火曜日


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