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<羽生結弦>極みへ 全日本5連覇に挑む

GPファイナルで、男女を通じて初の4連覇を達成し、メダルを手に笑顔の羽生=10日、マルセイユ

 フィギュアスケート男子の日本のエース羽生結弦(22)=ANA、宮城・東北高出=が進化を続けている。今季、世界で初めて4回転ループを決め、グランプリ(GP)ファイナルでも史上初の4連覇。来季に開催される平昌(ピョンチャン)五輪での2連覇に向け、今季の前半戦は上々の滑り出しだ。22日に開幕する全日本選手権(大阪)では5連覇を目指す。男子は難度の高いジャンプでハイレベルな戦いが続く。世界歴代最高得点者が、最も権威のある国内大会でさらにステップアップする。

◎4回転ループ、GPファイナル4連覇 シーズン後半へ弾み

 フランスのマルセイユで10日に行われたフィギュアスケートのGPファイナルで、羽生が男女を通じて初の4連覇を果たした。2018年の平昌冬季五輪プレシーズンで最初の大一番を勝ち切り、今季後半の全日本選手権や世界選手権へ弾みをつけた。
 「ショートプログラム(SP)が良かったという感想に尽きる」と大会を振り返った。SPは速いビートの曲を観客と一体化させて106.53点を出し、自身の持つ世界歴代最高得点(110.95)の更新が現実味を帯びてきた。SPで優位に立って逃げ切る得意のパターンを実現した。
 フリー後には「誰からの追随も許さないようになりたい」と悔しがったが、再び突き抜ける下地はできつつある。史上初めて成功させた大技の4回転ループがなじんできた。フリーではNHK杯に続いて決め、まずまずの加点を引き出した。
 今季は序盤から、スケーティングなど他の要素を犠牲にしても、3種類目の4回転となるループの成熟を急いだ。男子の4回転争いは加速する一方だが、取り残されるわけにはいかない。
 世界選手権(来年3〜4月・ヘルシンキ)の代表選考会を兼ねて行われる全日本選手権では、平昌五輪を見据え、前半に蓄えてきた力を一気にぶつける。


2016年12月20日火曜日


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