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<ノロ猛威>宮城カキ出荷休止 全海域で検出

生食用カキ=2015年10月

 宮城県内の全てのカキ生産海域で、水揚げされたカキからノロウイルスが検出されたことが20日、分かった。県漁協は一時、カキの出荷を休止する。漁業関係者は「県内全域での検出は、ここ30〜40年で記憶にない」と話し、最盛期を迎えた生産現場へのダメージを懸念する。
 県漁協が毎週実施している検査で19日、気仙沼市から塩釜市までの生産海域でノロウイルスが検出された。県漁協は同日、20日と22〜25日の出荷を休止するよう県内の全生産者434人に通知。26日の検査結果を踏まえ、今後の対応を検討する。
 19日の水揚げ分は、同日と21日に加熱調理用として加工して出荷。県保健環境センターによると、ノロウイルスは85度以上で1分以上の加熱をすると感染力を失う。
 県漁協の担当者は「全てを加熱用として出荷するには加工業者の作業が追い付かず、出荷休止とした。この時期の休止は大打撃だ」と話した。
 県によると、カキの最盛期は10月下旬〜12月上旬。昨シーズン(15年10月〜16年5月)の水揚げはむき身で1700トンで、うち約1000トンが10〜12月に集中した。


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2016年12月21日水曜日


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