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原燃社長「あと1回で終了」 規制委が注意

 原子力規制委員会は20日、日本原燃の使用済み核燃料再処理工場(青森県六ケ所村)の新規制基準適合性審査会合を開いた。同社の工藤健二社長が11月29日の定例記者会見で「あと1回(の審査)で重大事故対策の説明を一通り終えたい」と発言したことを巡り、規制委側が「誤解を招く発言で好ましくない」と注意する場面があった。
 20日の事故対策の審査は工場への航空機衝突などを想定した「大規模損壊」への対応を主に議論。規制委は当初から大規模損壊の審査会合を2回以上開く想定で原燃側と調整しており、工藤社長の「1回で終えたい」との発言を拙速な姿勢と問題視したようだ。
 原子力規制庁の審査担当者は「(社長発言を聞いて)びっくりした。希望を言うのはかまわないが(審査の)実態を踏まえてほしい」と指摘。原燃の担当者は「社長に情報をインプットしているつもりだが、しかるべき対応をしたい」と気まずそうに話した。
 事故対策の次回の審査会合は来年1月以降に開かれる見込み。原燃は当初、12月中に再処理工場の審査終了に必要な説明を終える目標を掲げていたが、先送りが確実な情勢となった。


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2016年12月21日水曜日


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