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「聾学校」改称を可決 OBの存続願い届かず

 福島県立聾(ろう)学校(郡山市)を聴覚支援学校に改称する県教委の計画に同窓会などが反対している問題で、県議会商労文教委員会は20日、校名変更に関する条例改正案を賛成多数で可決した。21日の県議会12月定例会でも可決される見通し。
 採決に先立ち、共産党の委員が提出した聾学校の校名変更を条例から削除する修正案を、賛成少数で否決。2017年4月に校名を変更する改正案を原案通り可決した。
 改称を巡っては、差別と闘ってきた歴史が「聾」の文字に込められているなどとして同窓会が存続を訴える。11月下旬になって初めて伝えられた経緯も問題視し、「合意形成が不十分だ」と反発している。
 同窓会員ら15人が委員会での議論を見守った。榊枝(さかきえだ)純一会長は「われわれの考えが排除された感じで納得できない」と述べ、鈴木淳一教育長らと面会し、再考を求める考えを示した。
 県教委特別支援教育課の小檜山宗浩課長は「分かりやすい表現にするのが校名変更の理由だが、丁寧に説明する必要があり、配慮が足りなかった。同窓会には改めて趣旨を説明し、理解を求めたい」と語った。


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2016年12月21日水曜日


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