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<政活費不正>山形県議会 元議員の告発見送り

 山形県議会は21日開いた議会運営委員会で、政務活動費(政活費)の不正支出で議員辞職した阿部賢一氏(64)の刑事告発を見送ることを決めた。吉村美栄子知事は同日、記者団の質問に「県としては(調査を行ってきた)議会より踏み込んだ判断をするのは難しい」と述べ、告訴しない考えを表明した。
 議運の席上、判断を一任されていた野川政文議長は「刑事告発を行わないという結論に達した」と報告。理由として、阿部氏が議員辞職するなど社会的な制裁を受けていることや、今後政治活動は行わないことを誓う書面を野川議長に提出したことを挙げた。
 阿部氏は2011〜15年度で不正支出に疑われた約605万円と議員辞職するまでに本年度に受け取った168万円を既に返還。適正かどうか判断できない約57万円を返納する意向であることも考慮したという。
 最大会派・自民党の委員からは「領収書を意図的に改ざんしたので刑事告発することになっていたのに、議員辞職や返納したからといって見送るのは整合性に欠ける」「予算の執行権者である知事が告訴すべきだ」などの意見が出たが、最終的には議長判断が了承された。
 刑事告発を主張していた自民党の金沢忠一幹事長は「議長の裁量で決断したことなのでしっかり受け止める」と述べるにとどめた。


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2016年12月22日木曜日


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