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津波犠牲の警官の父 交番に「感謝」の額

増田交番にプレートを据え付ける佐藤さん

 東日本大震災の津波で岩沼署増田交番勤務だった長男を亡くした宮城県角田市の木工職人佐藤宗男さん(67)が22日、長男が世話になったお礼にと「感謝」の文字を彫った木製プレートを、移転新築されたばかりの同交番に贈った。
 プレートは縦52センチ、横30センチ。佐藤さんが仕事の合間を縫って彫り上げた。「長男が県民のために働けたことに感謝したい」という思いを込めた。警察官の魂を意味する造語「警魂」のプレートも併せて寄贈した。
 プレートを設置しに交番を訪れた佐藤さんは「長男が働いていた場所に付けられて本当に良かった。感無量だ」と話した。作業には妻きみ子さん(63)や同署幹部らも立ち会った。
 震災時、佐藤さんの長男宗晴(ときはる)さん=当時(32)=は名取市内の現交番隣接地にあった旧交番に勤務。避難誘導のため岩沼市沿岸部へ向かい、津波の犠牲になった。佐藤さんは11月、同署にも警魂プレートを贈っている。


2016年12月23日金曜日


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