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<仙台L>きょう皇后杯準決勝

ミニゲームで最終調整する有町(中央)

 サッカー女子、なでしこリーグの仙台レディース(仙台L)は22日、INAC神戸との皇后杯準決勝(23日・味の素フィールド西が丘)に備え、仙台市の泉パークタウンサッカー場で約1時間、最終調整した。
 シュート練習やミニゲームがあり、先発が見込まれるFW有町やMF中野らがボールの感触を確かめた。3年連続の準決勝で、初の決勝進出が懸かるだけに、練習は活気に満ちていた。
 INAC神戸は準々決勝で、延長戦の末に浦和を1−0で下した。過去5度の優勝を誇り、立役者だった元日本代表の澤穂希さん(仙台市在住)は引退したが、代表経験が豊富なFW大野、DF鮫島(宮城・常盤木学園高出)らが名を連ねるチーム力は健在だ。
 仙台Lは、準々決勝でノジマステラ神奈川相模原(なでしこ2部)を2−0で下して波に乗る。INAC神戸には昨年の準決勝で敗れており、今季リーグ戦では1分け1敗と勝てていない。千葉監督は「今季は互角以上に戦うことができている。勝って4強の壁を破りたい」と気合を入れる。

◎序盤の攻防が鍵 FW有町闘志「チーム力で勝つ」

 仙台Lは、今季リーグ戦でINAC神戸と2度対戦し白星がない。千葉監督は「2試合とも開始約10分で失点したのが痛かった」と分析する。両試合とも後半は主導権を握り、シュート数で上回っただけに、準決勝は立ち上がりの攻防が焦点になりそうだ。
 FW大野、MF京川(宮城・常盤木学園高出)ら個の力が高い神戸に対し、仙台Lは「組織で守り、スピードを生かした攻撃につなげる」(千葉監督)。その中で、2戦ぶりの先発が濃厚なFW有町の存在は大きい。
 2、3回戦で計3得点したストライカー。5〜8日にあった日本代表候補の国内合宿で右の内転筋を痛めて17日の準々決勝は途中出場だったが、21日の紅白戦は主力組2トップの一角でプレーした。準決勝を前に「シュートを常に狙いたい」と意欲をみなぎらせる。
 前線にいながら粘り強い守りの努力も惜しまない。周りとの連係を深め「チーム力で勝って決勝に行く」と闘志を燃やす。
 仙台Lは今季、先制した公式戦14試合中13試合で勝っている。昨季は準決勝で0−2と完敗した相手に、まず先制することが雪辱の近道になる。(加藤伸一)

<最年長の中野「歴史つくる」>
 「勝利にこだわり、みんなで一丸になって戦えば勝てる」。仙台Lの最年長プレーヤー、30歳の中野は22日の練習後、準決勝を見据えて話した。
 岡山湯郷の中心選手として活躍し、昨季加入した。素早いドリブルと絶妙なパスで勝利に貢献してきた攻撃的MFで、元日本代表としての経験値も大舞台で戦うチームにとって大きい。
 「気を引き締めて試合に入れれば流れに乗れる。タイトルを取って、新しい歴史をつくりたいという気持ちがある」。静かな口調に、初優勝に懸ける決意をにじませた。

◇過去3年間のINAC神戸との戦績
2014年
  4月 5日 リーグ戦 第2節 1−0 ○
  6月22日 リーグ戦 第10節 1−3 ●
2015年
  5月10日 リーグ戦 第8節 0−1 ●
  9月18日 リーグ戦 第16節 3−4 ●
 10月24日 エキサイティングシリーズ
 第3節 4−2 ○
 12月23日皇 后 杯 準決勝 0−2 ●
2016年
  4月23日 リーグ戦 第5節 1−1 △
  9月18日 リーグ戦 第13節 0−2 ●


2016年12月23日金曜日


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