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<ナマコ密漁>1億円賠償求め元組長らを提訴

 青森県警が2015年に摘発した暴力団組員らによる陸奥湾のナマコ密漁事件で、被害に遭ったむつ市の川内町漁協は22日、首謀した北海道函館市の元指定暴力団山口組系組長の男(44)=漁業法違反などの罪で服役中=や密漁ナマコを買い取っていた函館市のナマコ加工会社などの犯行グループを相手に、計1億円の損害賠償を求める訴えを青森地裁に起こした。
 訴状などによると、被告は犯行の中心人物ら5人と1社。15年3月ごろから10月に漁業法違反容疑などで摘発されるまで、陸奥湾の川内町漁協が漁業権を持つ海域で75回、ナマコ計約58トンを密漁したとしている。
 原告側は「密漁されたナマコの販売価格は1キロ当たり約3300円で、被害は約1億9000万円に上る。正規品ではないナマコを買いたたく加工会社の行為は密漁を助長し、密漁者と同等の責任がある」と主張している。
 一連のナマコ密漁事件では、暴力団組員や加工会社の実質的経営者ら14人が逮捕された。起訴された12人中11人が有罪判決で、うち3人が実刑。1人は罰金の略式命令を受けた。


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2016年12月23日金曜日


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