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<行く年に>ツリーに願う 子どもの笑顔

災害公営住宅の集会所でクリスマスツリーを飾り付ける子どもたち

 今年も一年が終わろうとしている。東日本大震災から6度目の年の瀬となる。東北各地の暮らしや習俗を見詰め、人々の息遣いに耳を澄ませた。

◎東北歳未点描(2)災害公営住宅でクリスマス=福島市

 福島市の災害公営住宅「飯野団地」には、東京電力福島第1原発事故で全村避難する福島県飯舘村の住民たちが暮らす。
 団地完成から2年4カ月。3度目のクリスマス会を目前に、飾り付けなどの準備が団地内の集会所で行われた。
 カラフルなボールや輝くモール。約20人の親子が自由にオーナメントを取り付け、高さ1.8メートルのツリーを完成させた。
 子どもたちの胸も高まる。「ファインディング・ニモの車が欲しい。あとクマさんの人形も!」。小学1年古畑心愛(ここあ)さん(6)はサンタさんにおねだりした。
 一戸建ての家が並ぶ団地には、20世帯80人が暮らす。最近は福島市内などにわが家を求める世帯が増えた。来年3月には、飯舘村の避難指示が解除される。
 「引っ越しで来年の今頃は団地の住民が半減しそう」と自治会長の佐藤修治さん(41)。今年のクリスマス会は23日。子どもたちには目いっぱい楽しんでほしいと願う。


2016年12月23日金曜日


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