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<みやぎの萩ネット>自死予防の冊子作成

相談を呼び掛ける冊子を手にする田中さん

 仙台市内の自死遺族や弁護士、カウンセラーらが昨年3月に結成した自死予防の相談団体「みやぎの萩ネットワーク」が、相談の手引としてメンバーの写真やメッセージを載せた冊子を作成し、配布している。電話やメールの相談は昨年度だけで約1000件。スタッフに親しみを感じてもらい、さらに相談しやすい環境を整えるのが狙いで、「苦しい人はいますぐつながって」と呼び掛ける。
 冊子はA4判で24ページ。宮城県自殺対策緊急強化事業補助金を活用し、1000部を作った。メンバーの顔写真や連絡先のほか、「カウンセラーってどんな人なの?」といった職種紹介や活動のモットー、助言できる内容などをメンバーがそれぞれの言葉で紹介する。
 相談スタッフの職種は弁護士、カウンセラーのほか、セラピスト、社会福祉士、中小企業診断士、税理士、医師、牧師、僧侶などさまざま。社会保険労務士の会や、過労死遺族支援の会など団体も加わる。24時間体制で電話を受け付け、悩みや問題に応じてメンバーによる詳しい相談対応につなげる。
 代表で「仙台わかちあいの集い 藍(あい)の会」世話人の自死遺族、田中幸子さん(67)は「自死の原因は多様で、悩む人は待ったなしの状況にいる。いつでも専門家の相談につながる総合支援の窓口を、暮らしの身近な場に広げたい」と話す。
 ネットワークは冊子を宮城県内の警察署や交番、市町村の自死対策の係や保健所、病院や銀行などで配布している。角田市、大河原町は全戸配布に協力する。孤立に悩む人が多い被災地などでより広く配布するため、1000部を増刷中。窓口は田中さん090(5835)0017か、090(2987)4874。


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2016年12月24日土曜日


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