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<矢巾中2自殺>断続的苦痛 追い詰める

 校内でしつこく続いたいじめが、13歳の命をむしばんだ。岩手県矢巾町の中学2年村松亮さん=当時(13)=が昨年7月、いじめを苦に自殺したとみられる問題で、町教委の第三者委員会は23日、調査報告書を示した。同級生らのいじめは入学後始まり、1年以上続いたと認定。断続的な心身への苦痛が、村松さんを追い詰めたことが浮かび上がった。
 報告によると、1年生の時の部活動では技術が未熟だったにもかかわらず、部員から同じ練習を強いられ、失敗を責められた。
 2年生になると、同級生4人から教室内で机に頭を押し付けられたり、顔を殴られたりした。学校の調査で認定されなかったゲーム「太鼓の達人」の操作のまねを強要されたこともいじめと判断した。
 村松さんは昨年6月29日の生活記録ノートに「ボクはいつ消えるかはわかりません。ただ、もう市(死)ぬ場所はきまってるんですけどね」と記し、同年7月5日に亡くなった。
 第三者委は、村松さんがノートに「死」と書いたことを深刻に受け止めず、保護者にも伝えなかったことを批判。教員間の情報共有を進め、生徒の行動変化に敏感になるよう提言した。
 矢巾町教委の越秀敏教育長は「(村松さんが受けた)苦痛への配慮が不足した。多くの反省点を与えられた。いじめ防止の取り組みを見直す」と話した。


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2016年12月24日土曜日


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