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<全町避難>富岡町で空き家バンク開始へ

 東京電力福島第1原発事故で全町避難する福島県富岡町は来年1月、「空き家・空き地バンク事業」を始める。賃貸や売却が可能な町内の物件を登録し、有効活用を図る。無料の住宅診断によって登録物件の品質を担保するのが特徴。
 避難先で住宅再建が進み、町民から空き家維持の仕組みづくりを求める声が高まっていた。登録対象は一戸建て住宅や事務所など。1月中旬から登録を、2月に賃借希望、4月から購入希望をそれぞれ受け付ける。町は4月の帰還開始を目指している。
 福島県宅地建物取引業協会が物件調査や賃貸借交渉で協力する。無料診断は一戸建て住宅の売却物件が対象で、町が費用を負担。基礎などの劣化状況を調査した上で、原発事故で長期間放置された住宅の最低限の品質を保証する。
 町は20日、郡山市内の町仮役場で県宅建業協会と協力協定を締結した。宮本皓一町長は「町の発展には、より安心して住まいを確保できることが求められている」とあいさつした。


2016年12月24日土曜日


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