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宮城県美術館が大幅リニューアルへ

 宮城県教委は、県美術館(仙台市青葉区)をリニューアルする基本構想の中間案をまとめた。1981年の開館から35年が経過し、老朽化対策や展示室の拡充など初の大規模改修に着手。教育プログラムを充実させ、観光資源として活用を促進する方針も盛り込んだ。

 中間案では、建物の老朽化と、6800点を超える所蔵作品の管理を大きな課題に挙げた。2024年度のリニューアルオープンを目指し、改修を進める。
 展示スペースを約350平方メートル増設し、CGや映像作品などに対応できる機能を整備。24時間調節できる空調システムや照明の導入で取り扱うことができる作品の幅を広げ、企画展などの充実を図る。建物全体の改修規模や空調システムなどの導入範囲などは今後詰めていく。
 小中学校で美術や図工の授業時間が減少していることを受け、子どもが芸術鑑賞や創作活動を楽しめる「キッズ・ラボ」を新設。ボランティアや学芸員が考案した教育プログラムの実施や、調査研究などを担う人材育成にも努める。
 美術館を観光資源と位置付け、観光客や国際会議の誘致などに取り組む方針も明示した。大学生や留学生向けにギャラリーツアーを企画。マーケティングなどの専門職員を配置し、広報活動の充実にも取り組む。
 同館の15年度入館者数は約24万人。障害者や高齢者が訪れやすいように階段やスロープに手すりを設け、多目的トイレを増設するなどバリアフリー化も進める。資金確保には、協賛企業の募集やネーミングライツの活用も検討する。
 県教委は来年1月末まで意見を公募し、2月に構想の最終案をまとめる予定。


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2016年12月25日日曜日


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