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閖上の船大工が往時の木造船模型を寄贈

山田市長(左から2人目)に模型を寄贈した橋浦さん

 東日本大震災で被災した名取市閖上地区の往時の姿を少しでもとどめ、伝承していきたいと、同市の船大工橋浦武さん(73)が1970年代ごろまで閖上沖などで操業していた木造のサケマス中型漁船の模型を製作し、市に寄贈した。
 模型船は40分の1の大きさで、長さ約100センチ、幅約20センチ。ケヤキとスギを使い、過去の設計図を基に2014年3月から1年かけて再現し、橋浦さんが「貞山丸」と名付けた。
 市役所であった寄贈式で、橋浦さんは「閖上の船大工は私で最後。先人たちがやってきたことを形にして市に贈りたかった」と説明。山田司郎市長は「閖上の歴史と文化の貴重な史料として残せる。ありがたい」と応じた。
 市は当面、模型船を市長応接室に展示。現在の市図書館跡地に整備予定の「市歴史民俗資料館(仮称)」が開館後、同館に移すことにしている。


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2016年12月26日月曜日


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