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<女川原発>知事選で争点化も

高さ29メートルへの防潮堤かさ上げなど、大規模な安全対策工事が急ピッチで進む東北電力女川原発=2016年12月20日、宮城県女川町

 東日本大震災と東京電力福島第1原発事故で本格工事や稼働が止まった東北の原子力関連施設は今年、工事再開や完成といった見通しの延期表明が相次いだ。
 東北電力は2016年9月、女川原発2号機の「17年4月以降」としていた再稼働工程を延期する方針を表明した。新規制基準への適合性審査が長期化し、安全対策工事の17年4月完工が難しくなったことが理由だ。
 13年12月の申請以来、審査会合は86回を数えた。東日本大震災の被災原発として焦点の地震・津波分野は基準地震動(最大1000ガル)、基準津波(23.1メートル)の議論が大詰めに入った。設備分野は今後、耐震設計や重大事故対策について詳細な議論に入る。
 現地では高さ29メートルへの防潮堤かさ上げ工事が17年4月完成予定。冷却水確保のための淡水貯水槽や耐震工事なども急ピッチで進む。
 宮城では17年秋に知事選が予定される。16年の鹿児島、新潟の両知事選では再稼働に慎重な知事が誕生しており、宮城でも争点になる可能性がある。


2016年12月23日金曜日


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