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香港でラッピングバス 宮城県「熱烈歓迎」

香港の中心部を走るラッピングバス

 外国人観光客の入り込み増を目指す宮城県が香港からの誘客に力を入れ始めた。かつては台湾に次ぎ県内への観光客が多かったが、東日本大震災後に激減。2015年は震災前の2割未満に低迷した。県は香港の街中にラッピングバスを走らせるなどして情報発信を強めている。
 県観光課によると、15年の香港からの延べ宿泊者数は4170人で、震災前の10年(2万7210人)の15.3%にとどまった。台湾に続く規模だった県内への観光客数は現在、中国やタイ、韓国などよりも少ない。
 15年の外国人延べ宿泊者数は16万1250人で、震災前の10年(15万9490人)を上回った。仙台−香港の定期便がなくなった影響もあるが、観光客数が増えているアジアの他地域に比べ香港の落ち込みが際立つ。
 20年に外国人延べ宿泊者数50万人を掲げる県は、香港からの観光客回復が目標達成に不可欠と分析。宮城の魅力をアピールしようと県は今月15日、香港中心部で「SENDAI光のページェント」や樹氷などを描いたラッピングバス走行を開始した。
 民間路線バス12台にラッピングを施し、来年1月下旬には船岡城址公園(柴田町)の桜など春バージョンに模様替えする予定。事業費約2000万円には国の東北観光復興対策交付金を充て、3月8日まで走らせる計画だ。
 1月15日には日本政府観光局の協力を得て、香港の旅行ファン150人を対象に宮城をPRする観光セミナーを現地で開催する。県観光課は「韓国などに比べ香港は福島第1原発事故への警戒感が少ないとの情報もある。宮城の魅力をPRし続け多くの観光客を呼び込みたい」と話す。


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2016年12月26日月曜日


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