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復興粘り強く まちカフェで最後の餅つき

納豆餅を頬張る子どもたち

 東日本大震災で被災した宮城県名取市閖上地区の交流拠点「閖上まちカフェ」で25日、復興支援で贈られたもち米を使って餅つき大会が開かれ、地域住民ら約100人が交流した。まちカフェが入る集会所は土地区画整理事業に伴い来年解体されるため、同所での開催は最後となった。
 柴田町の農家水戸裕和(ひろやす)さん(71)や福井県坂井市の農家がミヤコガネなど計約60キロを提供。釜でふかした後、子どもたちが交代で臼にきねを振り下ろし、出来上がった餅を納豆やきな粉などにまぶして食べた。
 餅つき大会は語り部の「閖上震災を伝える会」と地域情報紙の「閖上復興だより」が企画し、2013年から4回目。年末のまちカフェ恒例行事だったことから、参加者からは惜しむ声が上がった。
 伝える会メンバーの太田千秋さん(48)は「震災前から子ども会行事などを行う心安らぐ場所だった。解体されても、餅つき大会は新しいまちのどこかで続けたい」と話した。


2016年12月26日月曜日


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