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<仙台東西線>山の3駅 駐輪場がらがら

がら空きの八木山動物公園駅駐輪場

 仙台市地下鉄東西線の八木山動物公園、青葉山、川内の西端3駅に市が整備した駐輪場の利用が伸び悩んでいる。いずれも丘陵上にあり、駅周辺の急坂がネックとなっているためだ。市は「体力のある学生に使ってほしい」と呼び掛けている。

 11月の駅別駐輪場利用率は表の通り。青葉山駅(駐輪可能台数41台)が5.4%と最も低く、2台程度しか駐輪していない計算だ。川内駅(171台)が7.0%、地下鉄駅として国内で最も高い場所(標高136.4メートル)にある八木山動物公園駅(777台)も15.1%と、西端3駅がワーストスリーを占める。
 3駅は、坂の上に駐輪場がある点で共通している。市は周辺の坂を考慮して3駅の駐輪台数を抑制的に見積もったが、それでも想定以下の利用率にとどまる。
 八木山連合町内会の広瀬博事務局長は「八木山地区は高齢者が増えており、駅まで自転車をこいで上るのは難しい。バイクの人はほとんど目的地まで乗って行くのではないか」と話す。
 川内駅の隣の国際センター駅(110台)は92.2%と高いが、市は「標高が低く、使いやすいため」とみる。
 実際、平地が広がる仙台駅より東側では駐輪場の利用が好調だ。98.8%の薬師堂駅を筆頭に荒井駅や卸町駅も80%台と高い。乗車人数で東側は西側の約8割にとどまるが、駐輪場の利用実績は「東高西低」の様相を見せている。
 市によると、八木山動物公園、青葉山、川内の3駅の駐輪場整備費は計3億4400万円。市は東北大や宮城教育大、東北工大などの学生に照準を絞り、「自転車やバイクを地下鉄東西線にうまく組み合わせて使ってほしい」(道路管理課)と、アピールを強化する方針だ。


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2016年12月26日月曜日


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