宮城のニュース

<エコラの日々>すいせん植え隊

絵・木下亜梨沙

 私が住む大崎市三本木(旧宮城県三本木町)は長年、「ヒマワリでまちおこし」に取り組んできました。三本木の「ひまわりまつり」と言えば、今では地域産業・観光資源として広く知れ渡り、県内外から多くの観光客が訪れます。
 そんな町の文化祭で、私は8年前まで三本木ボランティア友の会の仲間と共に古着を集める「古布の山」を開催。リサイクル・リユースの活動を通してまちづくりに携わってきました。
 2006年の市町村合併で、三本木町は大崎市となり、まちづくり活動も新たな展開へと移行しました。
 私は現在、「すいせん植え隊」という花いっぱい活動に関わっています。地域の皆さんに参加していただき、地域づくり・社会参加と地域の環境美化の二重の効果を目指そうと、三本木まちづくり協議会が新たに始めた活動です。
 旧三本木町の町花スイセンをはじめ、マリーゴールドやヒマワリ、ビオラ、パンジーなどを種から育て、地域の花壇や公共施設に配って植栽しています。
 国道4号沿いのごみのポイ捨てが激しい場所には、140メートルにわたって花壇を作り、「さんぼんぎ花ごよみ」と名付けました。四季を通して花を植えることで、ごみはほとんど捨てられなくなりました。逆に、通行する方たちから「いつもきれいだね」と褒められています。
 放課後児童クラブの子どもたちと一緒に花の種をまく、世代間交流活動もしています。やんちゃな子どもたちも、プランターや県道沿いに花を植え、水やりなどの管理をすることで、花をいじめたり抜いたりすることがなくなりました。
 東日本大震災の際には、被災地支援で東松島市の大曲小学校を訪れました。子どもたちに元気を出してもらおうと、津波の被害で塩水に浸かり雑草も生えない校庭の花壇の再生に取り組みました。
 大崎市から土を運び入れ、種から育てたマリーゴールドの花苗を植えました。花には、三本木放課後児童クラブの子どもたちからの励ましのメッセージも添えました。あの時、大地にしっかりと根を張った黄色やオレンジ色の花が、子どもたちに勇気と励ましをもたらしてくれただろうか、と思い起こしています。
 植物を思いやる心を育む活動は、地球環境を守る活動に通じます。息長く続けていこうと思います。
(ACT53仙台・佐々木俊一)


2016年12月26日月曜日


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