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<NPOの杜>自分だけじゃない

 食事をしたことを忘れてしまう、身の回りの物を誰かに取られたのではないかと思い込んでしまうなど、認知症は本人はもちろん、家族の生活にも大きな影響を与えます。
 本人は、自分が今後どう変わってしまうのだろうかと不安を抱える一方で、家族は認知症になった本人の思いがけない行動に悩み、「自分の接し方は正しいのだろうか」と自責の念を抱え込んでしまいがちです。
 公益社団法人認知症の人と家族の会宮城県支部は、毎月、仙台市内を中心に県内各所で認知症の人を介護する家族を対象とした「認知症介護のお悩み持ち寄り相談会」を開いています。
 相談会では、自身も介護経験のあるメンバーも加わり、参加者同士で悩みを打ち明け、意見交換をします。精神的にも社会的にも孤立しがちな家族にとって、相談会は「悩んでいるのは自分だけじゃない」と確認し、安心することのできる貴重な場です。
 このほかに団体では、若年期認知症を含め本人が参加し交流できる催しも開催しています。
 常に当事者の目線で寄り添う活動を続けて22年。団体の活動の重要性は年々増しています。
(認定NPO法人杜の伝言板ゆるる 後藤和広)


関連ページ: 宮城 社会 NPOの杜

2016年12月26日月曜日


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