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<使用済み核燃中間貯蔵>完成延期は6回目

円筒状の模擬キャスク(右後方)と大型クレーンを視察する規制委の委員ら=2016年6月17日、青森県むつ市関根のRFS施設内

 東日本大震災と東京電力福島第1原発事故で本格工事や稼働が止まった東北の原子力関連施設は今年、工事再開や完成といった見通しの延期表明が相次いだ。
 リサイクル燃料貯蔵(RFS)がむつ市関根に建設中の使用済み核燃料中間貯蔵施設は2016年10月の完成予定を2018年後半に延期した。延期は6回目。新規制基準適合性審査の長期化と、施設設置の前提になる核燃料サイクルの停滞が主な理由。
 工場は99%完成しているが、新基準での審査が終わっていない。16年5月までに施設、地震関係で計114回のヒアリング審査を終え、同年6月から公開審査になった。
 原子力規制委員会は同年6月に施設、同年8月に敷地周辺を現地調査した。年明け以降、基準地震動を決める議論が本格化する。
 建設されるはずの第2再処理工場に核燃料を搬出する前提だが、高速増殖炉計画の見直し議論もあり、「搬出先を正確に言える状況ではない」(広報担当者)という。
 延期が6回繰り返されたことにむつ市の宮下宗一郎市長が「疑問を持ち始めている」と語るなど、地元に先行きを不安視する声も出ている。


2016年12月23日金曜日


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