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<ウラン濃縮工場>お粗末な管理露呈

管理体制の不備がクローズアップされたウラン濃縮工場=2016年8月26日、青森県六ケ所村

 東日本大震災と東京電力福島第1原発事故で本格工事や稼働が止まった東北の原子力関連施設は今年、工事再開や完成といった見通しの延期表明が相次いだ。
 日本原燃のウラン濃縮事業の品質保証体制について、原子力規制委員会は2016年12月中旬、保安規定違反に当たるとして、原子炉規制法に基づく改善計画の報告命令を出した。
 ウラン濃縮工場で15年8月、放射性廃棄物を所定の施設以外に一時保管していたことが発覚。原燃は16年9月、改善策が不十分なまま「組織改正などによって改善された」と不正評価書を提出した。規制庁の保安検査で問題が発覚し、原燃のお粗末な管理能力の実態が露呈した。
 新規制基準適合性審査は同年9月末までに説明を終えた。原燃は審査内容を踏まえた補正書を準備している。
 別施設では、核のごみを30〜50年間保管する高レベル放射性廃棄物貯蔵管理センターが同年10月に適合性審査での説明を終えた。同月にはイギリスから132本のガラス固化体が返還され、保管中の高レベル廃棄物は計1830本となった。


2016年12月23日金曜日


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