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<アングル秋田>なまはげ文化伝え守る

【追求】全国でただ一人、なまはげの面の彫師として活動する秋田県男鹿市の石川千秋さん(61)。キャリアは30年以上に及ぶ。面を彫る際は、常に「怖さ」を追求しているという=秋田県男鹿市北浦真山のなまはげ館

 大みそかの晩、秋田県男鹿市の男鹿半島にある各集落で、国の重要無形民俗文化財のなまはげ行事がある。それぞれの家は、悪霊を追い払い吉事をもたらす訪問者としてなまはげを迎え、お膳を振る舞うなどして丁重にもてなす。
 「言うごど聞がね子どら(子どもら)いねが」「こごの嫁は早起きするがー」。耳をつんざくような大声で、幼い子どもや怠け者の初嫁を戒める。なまはげの存在は、家の新しい一員に規律を守らせることで、地域の結束力を強めさせる意味合いも持つ。
 近年は少子高齢化により、担い手不足に拍車が掛かる。民俗文化の伝承が心もとなくなる中、風習を受け継ぎ、伝える現場を訪ねた。(秋田総局・藤井かをり)


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2016年12月26日月曜日


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