福島のニュース

りりしく復興願う 防潮堤にシンボル像設置

除幕されたブロンズ像「海をみる」

 東日本大震災の津波で大きな被害を受けた福島県いわき市の豊間地区で、復興のシンボルとして防潮堤の上にブロンズ像が設置され、除幕式があった。
 豊間は塩屋埼灯台の南に広がる地域。最大8.57メートルの津波に襲われ、関連死も含め約90人が犠牲になった。像の設置は地元行政区が企画し、防潮堤工事を請け負った建設4社が資金を提供した。
 ブロンズ像「海をみる」は高さ1.8メートルで、市内にアトリエを構える彫刻家湯川隆さん(55)が制作。腕を組み、海を見詰める漁師のりりしい姿に「海との共生」などの願いを込めたという。元遠洋漁業の漁師で、震災当時の区長鈴木徳夫さん(81)をモデルにした。
 除幕式には約50人が出席。区長の遠藤守俊さん(72)は「ブロンズ像をシンボルに、一日も早く街のにぎわいを取り戻したい」とあいさつした。
 豊間地区では現在、海抜7.2メートルの防潮堤、幅50メートルの防災緑地の整備と、大規模な土地区画整理事業が一体的に進められている。


2016年12月26日月曜日


先頭に戻る