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<全国高校駅伝>東北勢入賞ならず

女子の第1中継所で走り出す仙台育英の2区エカラレ。右は1区武田

 25日、京都市の西京極陸上競技場発着コースで行われ、第67回の男子(7区間、42.195キロ)は39度目の出場となる倉敷(岡山)が2時間2分34秒で初の頂点に輝いた。4区の前田が区間賞の快走で首位を奪い、以降は独走した。3区までトップだった佐久長聖(長野)が42秒差の2位に続き、3位は九州学院(熊本)。3連覇を狙った世羅(広島)は7位だった。
 第28回の女子(5区間、21.0975キロ)は、2区でトップに立った大阪薫英女学院がリードを守り、1時間7分24秒で2年ぶり2度目の優勝を果たした。2位に西脇工(兵庫)、3位に神村学園(鹿児島)が入り、昨年優勝の世羅は8位に終わった。
 東北勢は男子が秋田工の21位、女子が青森山田の13位が最高だった。

◎エカラレ27人抜き 仙台育英15位/女子

 女子の仙台育英は15位と目標の8位入賞に届かなかったが、41位でたすきを受けた2区エカラレが区間新記録を出した昨年と同タイムで走り、27人抜きを演じる意地を見せた。
 1区の順位が想定を下回り「トップに追い付くのは難しかった。でも順位を上げようと頑張った」と29人抜きした昨年に続く快走。「たくさん追い越せたのはうれしい」と納得の表情で振り返った。
 しかし、「仙台より少し暑くてきつかった」と狙っていた区間記録の更新はならず、2年生は「悔しい。来年は新記録を出したい」とさらなる成長を誓った。

◎流れ乗れず 秋田工21位/男子

 8位入賞を目指した男子の秋田工は21位。東北勢の最上位とはいえ、大友監督は「本来の力を発揮するのが難しく、これが全国なんだなと感じた」と無念そうだった。
 1区の3年生エース斎藤は入賞圏内の8位でたすきをつないだが、3位以内を狙っていただけに、「もっと前で渡したかった。先頭集団で回りの動きを気にし過ぎて流れをつくれなかった」と反省する。
 2区以降は失速し、順位もタイムも昨年(20位、2時間6分0秒)を下回った。大友監督は「来年はエース(と呼べる選手)はいない。安定した走力を付けないと試合にならない」とチームの課題を口にした。

◎失速 青森山田13位/女子

 女子の青森山田は過去最高の5位だった2013、14年以来の上位を目指したが、アンカーの高木が力尽きて13位に終わった。実力校の選手を追って「最初の1キロをオーバーペース気味に走った」のが響き、「残り1キロで足が止まった」と涙に暮れた。
 それでも、チームは十分粘りを発揮した。1区の藤ケ森は32位と出遅れたが、2区のマーガレットが20人抜きの快走で12位に浮上。3区の山本も区間10位のタイムを出して順位を四つ上げ、4区の寺田も区間6位の走りで8位をキープした。大島監督は「途中まで良かっただけに悔しいが、5人ともよく頑張った」と力走をねぎらった。
 5人のうち、藤ケ森、山本、寺田は2年生。山本は来年の飛躍を期し「チームの最高順位で走れるよう2年生がチームを引っ張り、強い青森山田をつくりたい」と力強く話した。(佐藤将史)


2016年12月26日月曜日


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