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仙台駅東口の魅力 ウィキペディアで発信

ウィキペディアを活用したまちづくりを話し合った協議会主催のセミナー=仙台市宮城野区

 JR仙台駅東口一帯の活性化に取り組む「仙台駅東エリアマネジメント協議会」が、インターネット上の百科事典「ウィキペディア」を活用した魅力発信に取り組んでいる。街を歩いて地域の文化や歴史を発掘し、その成果をウィキペディアに投稿。新たな手法でにぎわい創出を目指している。
 協議会は2014年に設立し、住民や経営者、大学教授ら約30人と町内会などで構成。「ウィキペディアタウン」と銘打ったイベントを11月に初めて開き、地元の歴史に詳しい住民を案内役に、約10人が2班に分かれてX橋周辺や新寺地区の文化財や名所を巡った。
 X橋コースでは都市計画の変遷をテーマに、ユアテックビル前やJR仙石線旧線の踏切跡を歩いた。
 散策後は新聞や本などの参考資料を調べ、仙台駅東口にある「藤村広場」の記事を、原則誰でも編集できるウィキペディアに書き込んだ。作家島崎藤村が下宿した建物跡や石碑が設置された背景を写真付きで紹介した。
 参加した「みやぎモバイルビジネス研究会」の原亮会長は「地元に詳しい住民と一緒なら好奇心を深掘りすることができ、街への愛着も湧く」と話した。
 ウィキペディアタウンの発起人で、アプリ開発などを手掛ける「ATR Creative」(京都府)の高橋徹会長は「情報の正確性を高めるには、現地に足を運ぶことが大切。著作権や若者の呼び込みなど課題もあるが、新しい魅力を見つけるきっかけに」と期待する。
 仙台駅東口周辺にはプロ野球東北楽天の本拠地・楽天Koboスタジアム宮城や榴岡公園があり、仙台市地下鉄東西線の開通で人の往来が増えている。協議会の足立千佳子事務局長は「住民が自ら発信し、まちづくりに参加するチャンスを広げたい」と意気込む。


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2016年12月27日火曜日


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