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<官製談合>元町課長 初公判で一部否認

吉田充彦被告

 宮城県亘理町が発注した東日本大震災の復旧工事を巡り、確定した入札を不正にやり直したとして、官製談合防止法違反の罪などに問われた同町の元企画財政課長吉田充彦(55)=休職中、宮城県亘理町逢隈高屋=、阿部春建設営業部長の百々昌之(60)=岩沼市吹上1丁目=両被告の初公判が26日、仙台地裁であった。吉田被告は起訴内容を一部否認し、百々被告は認めた。
 吉田被告は「1回目に落札した共同企業体(JV)を率いる阿部春建設の百々被告が『契約できない』と申し出て、説得したが応じなかった。契約不履行になれば復旧工事が3カ月以上遅れる恐れがあった」と主張した。
 入札やり直しについては「業者側から入札やり直しを懇願され、全JVが合意すれば次善の策としてやむを得ないと思った。やり直せば(2回目で落札した)八木工務店のJVが落札するとの情報はあったが、八木工務店に落札させる意図はなかった」と述べた。
 検察側は、同じく官製談合防止法違反の罪などで起訴された八木工務店社長の八木昌征被告(65)=亘理町長瀞(ながとろ)=が吉田被告の所有地を購入した経緯に触れ、「吉田被告は八木被告に感謝しており、入札のやり直しを決めた」と指摘した。
 起訴状によると、吉田、百々両被告は2015年11月13日に町が実施した同町荒浜地区の排水路復旧工事の条件付き一般競争入札で、同罪などで起訴された八木被告と渡辺工務店社長の渡辺勝利被告(54)=同=と共謀し、確定した入札をやり直し、八木被告のJVに落札させたとされる。
 同工事は阿部春建設のJVが2億3480万円でいったん落札したが、八木被告が率いるJVが2回目の入札で約500万円高い2億4000万円で落札した。落札率は97.2%だった。八木、渡辺両被告の初公判は27日。


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2016年12月27日火曜日


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