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東北の地銀 純利益13%減 マイナス金利響く

 東北財務局は26日、東北の地方銀行、第二地銀15行の2016年9月中間決算(単体)の概要をまとめた。15行合算の純利益は前年同期比13.1%減の393億円で、5期ぶりに前期を下回った。日銀が導入したマイナス金利政策による貸出金利息や有価証券利息配当金の減少が影響した。
 収益関係のうち、資金利益は3.6%減の1753億円。金利低下で貸し出し利ざやが縮小し、有価証券の運用益も減った。市況の悪化で投資信託の取り扱いが伸びず、役務取引等利益は11.6%減の220億円だった。
 経費は0.5%増の1525億円。人件費が減る一方、物件費が増えて微増となった。本業のもうけを示す実質業務純益は25.7%減の393億円だった。
 与信関係費用は48億円で、貸倒引当金戻し入れ益の減少などで前期のゼロから増加した。株式等関係損益は、株価が前期より低調に推移したため55.3%減の42億円となった。
 貸出金残高(9月末)は4.4%増の21兆5000億円。うち中小企業向けは4.4%増えて12兆6064億円だった。
 金融再生法に基づく不良債権比率は16年3月期比で0.16ポイント悪化の1.98%。不良債権総額は4322億円だった。平均の自己資本比率は0.21ポイント低下の10.44%。貸出金の増加で14年9月以降、低下が続く。
 東北財務局は「マイナス金利の影響はプラスとマイナスがあり、一概には言えない。中小企業向けの貸し出しは伸びている」と話した。


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2016年12月27日火曜日


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