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<官製談合>八木被告が認否留保

八木昌征被告
渡辺勝利被告

 宮城県亘理町が発注した東日本大震災の復旧工事を巡り、確定した入札を不正にやり直したとして、官製談合防止法違反の罪などに問われた八木工務店社長の八木昌征(65)=宮城県亘理町長瀞(ながとろ)=、渡辺工務店社長の渡辺勝利(54)=同=両被告の初公判が27日、仙台地裁であった。八木被告は起訴内容の認否を留保し、渡辺被告は認めた。
 検察側は、渡辺被告が入札やり直しを提案したと指摘。同罪などで起訴された同町の元企画財政課長吉田充彦被告(55)=休職中、亘理町逢隈高屋=にやり直しを申し入れた動機について「八木被告は自身の共同企業体(JV)で落札し、多額の利益を上げたいと考えた。渡辺被告は、多額の利益が出る工事を失う八木被告を気の毒に思った」と述べた。
 八木被告の弁護人は「起訴内容に理解できない点がある」と、認否を追って明らかにする意向を示した。
 起訴状によると、八木、渡辺両被告は2015年11月13日に町が実施した同町荒浜地区の排水路復旧工事の条件付き一般競争入札で、吉田被告と阿部春建設営業部長の百々昌之被告(60)=岩沼市吹上1丁目=と共謀し、確定した入札をやり直し、八木被告のJVに落札させたとされる。
 同じ起訴内容について、吉田被告は26日の初公判で「八木工務店に落札させる意図はなかった」と一部否認。百々被告は認めた。
 同工事は当初、阿部春建設のJVが2億3480万円で落札。入札をやり直し、八木被告が率いるJVが約500万円高い2億4000万円で落札した。落札率(予定価格に占める落札価格の割合)は97.2%だった。


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2016年12月28日水曜日


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