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<花巻引きずり>気仙沼の男性無罪判決確定

 岩手県花巻市の男性を車ではねて引きずり死亡させたとして、自動車運転過失致死罪に問われた宮城県気仙沼市の男性会社員(54)に無罪(求刑罰金50万円)を言い渡した盛岡地裁判決を受け、盛岡地検は27日、控訴を断念したと明らかにした。無罪判決が確定した。
 河原克巳次席検事は「有罪判決を得るに足りる証拠が十分でないと判断した」と理由を述べた。弁護人は「そもそも起訴すべき案件でなく、捜査機関にも一定の責任がある」との談話を出した。
 男性会社員は2014年3月9日夜、花巻市の県道で乗用車を運転中に同市の男性庭師=当時(85)=をはね、約2キロにわたって引きずり死亡させたとして送致された。地検はひき逃げ容疑については証拠不十分で不起訴とし、自動車運転過失致死罪で在宅起訴した。
 検察側は「前方を注視していれば、約30メートル手前で男性の存在に気付けた」と主張したが、13日の地裁判決は「雪で視界が悪く、男性が酒に酔って道路に横たわっていた可能性がある」と指摘。「完全に停止できる地点で男性を発見することは困難だった」として検察側の主張を退けた。


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2016年12月28日水曜日


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