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<仙台中2自殺>調査不十分 両親が抗議文

 仙台市立中2年の男子生徒の両親が28日、自殺の原因を探る市教委第三者委員会のいじめ問題専門委員会の究明は不十分だとして、解散を求める抗議文を市教委に提出した。いじめの加害者を特定しない調査の在り方に強い不満を示し、新たな専門委の設置を求めている。
 両親は同日夜、市役所を訪れ、市教委に抗議文を提出した。来月18日までに回答するよう求めたが、市教委の杉山勝真学校教育部長らは「今は答えられない」と述べたという。
 専門委は弁護士や大学教授ら6人で構成。生徒が精神的な苦痛を受けた一因にいじめを位置付け、自殺との関連を認める答申を年度内にまとめる予定だった。一方、遺族が示した、いじめに関わった生徒は特定できなかったとして、答申には盛り込まない見通し。
 両親は抗議文で、加害生徒を特定しない専門委の方針を「中途半端な調査で納得できない」と批判。追加の調査をしない場合、専門委を解散し、遺族が推薦する委員を加えた新たな専門委による再調査を求めた。
 父親は取材に「教育長に対応してもらえず、専門委に抗議の意図が伝わるか心配だ。息子の同級生は来春卒業する。早く対応してほしい」と訴えた。
 抗議の場には、いじめを苦に自殺した館中1年の男子生徒の父親(49)も同席。「市長、教育長が二度と悲しい出来事を起こさないと誓った半年後に再び起きた。父親として抗議する」と述べた。
 杉山部長は取材に「抗議文は専門委にも伝えるべき内容だと感じた。話し合いの中身は答えられない」と話した。


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2016年12月29日木曜日


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