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福島沿岸の魚介類 セシウム基準超ゼロ

 福島県が沿岸海域で実施している魚介類の放射性セシウム濃度のモニタリング検査で、今年1年間、結果が出た全ての検体が国の基準値(1キログラム当たり100ベクレル)を下回った。基準値を超えたのは2015年3月の1検体が最後で、1年9カ月間、ゼロが続いている。
 28日に今年最後の検査結果が公表された。1年間の検体数は8464。不検出(検出限界値未満)が95.0%を占め、9、11月は97%を超えた。
 県漁連は試験操業で水揚げした魚の出荷基準を、独自に50ベクレル以下と設定。モニタリング検査では6検体が50ベクレルを超えたが、いずれも検出当時は試験操業の対象外で、出荷規制されている魚種だった。25ベクレル超も28検体だけだった。
 検査は11年4月から、東京電力福島第1原発の20キロ圏も含む海域で行われている。基準値超の割合は11年39.8%、12年16.5%、13年3.7%、14年0.9%、15年0.05%で、1〜12月の暦年では今年が初めてゼロとなった。
 県水産試験場の担当者は「高齢魚など高い値が出やすかった魚でも値が下がっている。今後、100ベクレルを超える可能性は限りなくゼロに近く、50ベクレル超もほとんどなくなるのではないか」と話した。


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2016年12月29日木曜日


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