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<高校ラグビー>仙台育英 快勝

若狭東―仙台育英 前半21分、仙台育英・村上がトライを決めて26―5とする
松山聖陵―山形中央 後半5分、相手にトライを許して0―22とされ、うつむく山形中央の選手たち

 第2日は28日、東大阪市の花園ラグビー場で1回戦の残り11試合が行われ、21大会連続23度目出場の仙台育英が若狭東(福井)を54−10で下し、2回戦に進出した。青森北は土佐塾(高知)を26−22で退け、黒沢尻工(岩手)は35大会連続出場の佐賀工に12−64で、山形中央は松山聖陵(愛媛)に0−46でそれぞれ完敗した。


 ▽1回戦
仙台育英 54/35−10/10 若狭東(福井)
        19−0

 【評】仙台育英が8トライを奪い、快勝した。前半2分に先制トライを許したが、同7分にモールから杉山のトライで同点とし、ゴールも決まって勝ち越した。その後も素早い展開などで加点し、相手を圧倒。守備も集中力を持続し、後半は無得点に抑えた。

◎8トライ畳み掛ける

 仙台育英が10大会ぶりの8強入りへ好発進した。立ち上がりに失点したものの、すぐに追い付くと自慢の攻撃力で計8トライと畳み掛けた。丹野監督は「先制点は取られたくなかったが、勝てて良かった」と、ほっとした表情を浮かべた。
 「初戦で全員が緊張していた」と小林壮主将。前半2分、自陣ゴール前5メートルの右ラインアウトからモールで押し込まれ、先制トライを奪われた。しかし、小林壮主将が「浮足立ったプレーをするな」と声を掛けると、チームは落ち着きを取り戻す。
 5分後に杉山が同点のトライ。CTB波多野も冷静にゴールを決めて勝ち越した。
 これでペースをつかみ、FWとバックスが一体となって敵陣に攻め込んだ。特に力強さを感じさせた組織プレーが、前半21分の場面。相手ゴール前10メートルのスクラムからSH村上が抜け出し、トライを挙げた。
 後半はFBの萬田が「持ち味を出せた」とステップワークを生かして2トライするなど展開力も発揮。30日の2回戦、Bシードの愛知・中部大春日丘戦に向け、小林壮主将は「守備でも前に出て勝ち、こっちで年を越したい」と闘志を燃やした。
(佐藤将史)

◎山形中央は完敗

 ▽1回戦
松山聖陵(愛媛) 46/17−0/0 山形中央
            29−0

 【評】山形中央が攻守で圧倒された。前半4分、ハーフウエーライン付近でのミスからボールを拾われて独走トライを決められると、FW戦で押され、前後半で計7トライを奪われた。攻めても相手の鋭いタックルに阻まれ、敵陣深くまで入れずに終わった。

<国井主将「自分のミスで流れ持っていかれた」>
 部員19人と出場校の中で最も少ない山形中央が、見せ場をつくれず初戦敗退した。
 前半4分、FBの国井主将がハーフウエーライン付近でノックオン。そのままボールを拾われ先制トライを許し、「自分のミスで流れを持っていかれた」と悔やんだ。
 その後は体格差のある相手FW陣の圧力に屈した。ラインアウトから20メートル近くモールで押し込まれ、トライを許す場面も。攻撃では堅守の前に、思うように前へ進めなかった。
 国井主将ら3年生が引退すると、部員は10人になる。「1、2年生は部員勧誘から始めて、来年必ず(花園に)戻ってきてほしい」と話した。

◎黒沢尻工力負け

 ▽1回戦
佐賀工 64/28−7/12 黒沢尻工(岩手)
       36−5

 【評】黒沢尻工が力負けした。全体的にタックルが甘く、走力のあるバックスをそろえた佐賀工に次々と突破を許した。4トライされた後、前半23分にプロップのウィリアムズが持ち出し、ようやく反撃した。後半も10分までに4トライを奪われた。12分にFB阿部竜がこぼれ球を拾ってトライしたが、52点の大差をつけられた。

◎青森北終盤逆転

 ▽1回戦
青森北 26/5−10/22 土佐塾(高知)
      21−12

 【評】青森北が終盤に逆転した。12−22で迎えた後半19分に川端のトライなどで3点差に迫ると、27分には須藤が右中間に飛び込んで、この日初めてリードを奪った。序盤から土佐塾の守備の圧力に苦しみ、ボールが手に付かないミスが目立ったが、後半はFWを中心とした攻撃が功を奏し、流れを引き寄せた。


2016年12月29日木曜日


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