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<ベガルタ監督欧蹴記>挑戦欲持ち続けたい

チェルシー−ボーンマス戦。サポーターの迫力に圧倒された(本人撮影)

◎英国編 多くの方と交流

 英国編に入る前に、まずは19日の夜(現地時間)、ドイツの首都ベルリンで起きたトラック突入テロについて触れたい。
 現場となったクリスマス市場は、滞在したホテルの目の前で開かれていた。事件の2日前、今回の欧州視察で行動を共にするJ1仙台の小林慶行コーチと歩いた場所だった。
 いつどこで何が起きるか分からない。生きる上でも、サッカーを戦う上でも、危機意識の重要性を感じた。犠牲者のご冥福を心からお祈りする。

<健康管理 緻密>
 ロンドンには21日に入った。視察したのはイングランド・プレミアリーグのあるチーム。クラブのガードが非常に堅く、チーム名は明かせない。練習風景の写真撮影も禁止だった。予定よりも短く、1日しか視察できなかった。
 それでも、午前と午後の2部練習を見学する中で、健康管理の緻密さ、プレーの強度の高さについて参考になった。リーグの中で1、2番の素晴らしい練習環境を誇るチーム。同じような施設を仙台に導入するのは難しいが、意識改革にはすぐに取り掛かれる。

<迫力ある応援>
 26日はプレミアリーグ第18節チェルシー−ボーンマス戦を、大勢のチェルシーサポーターが詰め掛けたゴール裏で観戦した。サポーターの迫力に終始圧倒された。熱気で汗ばむくらいだった。応援に人生を懸けるサポーターの情熱には、多くの勝利で報いないといけないと改めて感じた。
 試合はチェルシーが3−0で完勝した。戦術システムを見詰めながら、仙台の選手ならこのポジションに誰を入れようかなど、イメージがどんどん膨らんだ。
 今回の欧州視察では、多くの方と交流を図ることができた。みんな、現状に満足していなかった。危機感、向上心、挑戦欲を持っていた。
 それらは今、われわれに欠けているものかもしれない。目標を明確にした上で、挑戦する意欲を持ち続けなければならないと強く、強く感じた。
 われわれにやれることは、まだまだたくさんある。目標に向かって突き進む意識を持ち続けながら、今回のドイツ、英国の視察を来季の飛躍へとつなげたい。


2016年12月30日金曜日


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