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<羽生結弦>教科書に舞う 被災地出身者が執筆

羽生選手の活躍を紹介した英語教科書を手にする千葉さん

 ソチ冬季五輪フィギュアスケート男子金メダリストの羽生結弦選手(22)=ANA、宮城・東北高出=の話題が、2017年度の大学生向け英語教科書に掲載される。編集責任者で、台湾の大学・崇右(そうゆう)技術学院名誉教授の千葉剛さん(70)=大船渡市出身=が「東日本大震災にも負けず、目標を達成した姿を学生に学んでほしい」と採用した。

 教科書は一般教養の英語を対象にした「クールジャパン」(南雲堂)。全15章で、単語数は各章約400。旬の話題を通した読解力向上や文法の学習などを目指す。
 羽生選手は文型を学ぶ第1章に登場する。演技を「living work of art(生きた芸術品)」と表現。震災で仙台市内の練習拠点が一時閉鎖するなどの困難を乗り越え、五輪で金メダルを獲得した快挙を紹介した。
 活躍に対する被災者の思いにも触れ、「especially inspiring to the people of the Tohoku region(特に東北の人々を励ました)」とした。
 元東京農大教授の千葉さんは約30年前から英語教科書の執筆、編集を手掛ける。被災地支援を続ける俳優渡辺謙さんや尾花沢市出身でサッカー女子日本代表「なでしこジャパン」の前監督佐々木則夫さんら、東北関係者の話題も多く取り上げてきた。
 羽生選手については、「意志の強さや被災者を勇気づけた点を強調した。五輪連覇への期待も込めた」と話す。他の題材は鶴岡市のバイオベンチャー・スパイバーやアベノミクス、世界文化遺産の富士山など。教科書は全国約100校で採用される見込みという。


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2016年12月30日金曜日


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