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仙台空港−松島−平泉 直結バス運行へ

 宮城県松島町と東松島市、岩手県平泉町は、仙台空港に乗り入れるバスを共同で運行する方針を決めた。鉄道の乗り換えなしで、松島と平泉という東北を代表する観光地を結ぶ。広域を回遊する利便性を高めることで、インバウンド(訪日外国人旅行客)の主に個人客を取り込むのが狙い。来年1月下旬にも運行を始める予定。
 運行の中心となる松島町によると、開設を検討しているのは、仙台空港−松島町−平泉町と、同空港−松島町−東松島市の2路線。それぞれ1日1往復する。仙台市宮城野区にある「仙台うみの杜水族館」経由も念頭に置いている。
 観光庁の東北観光復興対策交付金を活用。今月15日に1市2町で共同運行の協定を結んだ。民間のバス事業者に委託し、来年3月末までの事業費は計約3700万円を見込む。旅行客にアンケートを取るなどして需要を調査し、2018年度まで運行を継続する考え。
 環境保全団体「世界で最も美しい湾クラブ」(本部フランス)に加盟した松島湾と、「平泉の文化遺産」が世界遺産に登録された平泉を直接結び、インバウンドの受け入れ拡大を目指す。東松島市をコースに加えることで、東日本大震災からの復興の様子を紹介する狙いもある。
 松島、平泉両町は「伊達な広域観光推進協議会」のメンバー。平泉で5月に開かれた藤原まつりに桜井公一松島町長が招待され、青木幸保平泉町長と連携強化を確認した。
 松島町産業観光課の安土哲課長は「バスで直接観光地を結べば、大きな荷物を持った外国人客が安心して旅行できる。県境の枠を取り払い、回遊性を高めたい」と話している。


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2016年12月31日土曜日


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