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古里の夜明け導く若き翼

生徒たちが愛情を込めて育てているニワトリ

 2017年が幕を開けた。今年の干支(えと)は酉(とり)。東日本大震災の被災地では、復興に向かって羽ばたく若い力が育っている。
 内陸部の仮設校舎に入る名取市の宮城農高は実習用のニワトリ25羽を飼育している。鶏舎も仮設で、生徒たちは掃除をしたり餌をやったりと世話に余念がない。
 同市の沿岸部にあった校舎は津波で全壊し、飼っていたニワトリも全滅した。養鶏業の卒業生から親鳥を譲り受け、卵からふ化させて年々増やしてきた。
 「初めはニワトリが怖かったけど、だんだん懐いてかわいくなった」と農業園芸科畜産専攻2年の一條有希さん(16)。宮城県丸森町で酪農業を営む家業を継ぐつもりだ。「今年は3年生になる。部活動の剣道と勉強を両立させたい」と新年の誓いを立てた。


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2017年01月01日日曜日


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