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<東京五輪>東松島 ソフトキャンプ誘致へ

キャンプ誘致が実現した場合に活用が見込まれる鷹来の森運動公園

 東日本大震災で被災した宮城県東松島市が、2020年東京五輪追加種目のソフトボールのキャンプ誘致へ動きだした。過去にソフトボールの主要大会が開かれてきた「聖地」でもあり、関係者は「世界とつながる好機。復興の励みになる」と期待する。
 市教委によると、15年春ごろにPR文書を日本ソフトボール協会へ提出。「ソフトボールが東京五輪種目に決まった場合、必要な時に市内の施設を活用してほしい」との趣旨の文言を記した。
 市は今後、東京五輪・パラリンピック組織委員会の公式応募などを注視する。
 市がキャンプ地として想定する施設は大塩地区の鷹来(たかぎ)の森運動公園。敷地面積約4万8000平方メートル。ソフトボール場を4面確保でき、屋内運動場2棟や夜間照明も備える。
 全国規模の大会が多く開かれ、国体が01年、全国中学大会が15年にあった。市ソフトボール協会の菅野清光会長(78)は「性別、年代を問わずソフトボール選手の憧れの場所。五輪に出場する一流選手にとっても十分に充実した環境が整っている」と話す。
 ソフトボールはスポーツ振興だけでなく、東松島のまちづくり全般にも生かされてきた。地元で1990年にあったインターハイや国体では地域を挙げ選手やスタッフをもてなした実績がある。当時は各地区の集会所などを宿泊先として利用。住民は食事や風呂、洗濯などを引き受け、試合会場で選手たちを応援した。
 阿部秀保市長は「東松島はソフトボールのまち。キャンプを誘致することになっても不安なく対応できる」と強調。NPO法人市体育協会の小山直美専務理事(63)は「誘致が実現すれば、市民や子どもたちにとって前に進む力や希望となるだろう」と語る。


2017年01月01日日曜日


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