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<高校サッカー>聖和学園 冷静にPK戦制す

聖和学園―徳島市立 PK戦で3人目のシュートを止める聖和学園のGK吉田

 「2回戦の壁」を4度目の挑戦で超えた。聖和学園はPK戦にもつれ込む接戦を制し、初のベスト16入り。抱き合って喜ぶ選手たちを加見監督はかつて「下手だ」と酷評し続けた。成長した姿に「ずぶとく、堂々と戦った」と目を細める。
 徳島市立は初戦もPK戦で勝ち上がっている。先制した直後に追い付かれ、相手に流れが傾きかけた場面でも、イレブンは冷静だった。GK吉田は1、2本目を決められたが、コースの読みは当たっていた。「これでいける」。自信を持って3本目は左に跳んで止めた。キッカーは4人とも成功。2本目を決めた原科は「楽に打つことができた」と胸を張る。
 全員のプレーにも迷いがなかった。複数の選手が近い距離で連動し、ドリブル突破とパスワークで攻める持ち味を存分に発揮。引き気味の相手守備を崩して相手ゴールに再三迫り、スタンドを沸かせた。
 自信を培ったのは反骨心。小倉主将は明かす。「周囲から『最弱』と言われ続け、見返したい思いがあった。(結果が出て)今は感謝している」。悔しさをバネに先輩たちを超えた。
 初の3回戦で当たる青森山田は先月の高円宮杯U−18(18歳以下)リーグのチャンピオンシップを制し、高校世代の頂点に立った。「自分が止めて攻撃につなげる」と吉田。「史上最強」の誇りを胸に王者に挑む。(原口靖志)


2017年01月03日火曜日


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