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<オコエ瑠偉>父の祖国で野球普及 熱血指導

野球チームの子どもたちと交流するオコエ選手(右)=昨年12月29日、ナイジェリア・アブジャ(東北楽天提供)

 昨年末から父の祖国、ナイジェリアを家族と訪れているプロ野球東北楽天のオコエ瑠偉選手(19)が、野球教室を開くなど現地で普及に一役買った。野球はサッカーに比べると広がりに欠けるが、「強くなるためには競技人口を増やすことが大切。少年たちの潜在能力が高いので、将来が楽しみ」と期待を寄せた。
 現地の日本大使館によると、オコエ選手は昨年12月29日に首都アブジャの野球場で、12歳以下の少年が所属する2チームを集めて教室を開催。試合形式の練習を見た後、通訳を介して打撃や送球の技術を指導した。
 でこぼこが多いグラウンドで白球を追う子どもたちを目の当たりにし、オコエ選手は「そういう中で練習することでゴロへの対応などの上達につながると思う。また訪れるなどして野球のレベルの向上に関わりたい」と話した。練習後、参加者全員に野球用の手袋やリストバンドを手渡した。
 教室は注目を集め、テレビ2社を含めた現地メディアが取材に訪れた。
 同日、スポーツ・青年問題省を訪れ、同省幹部と懇談。オハア次官は「当国は青少年教育におけるスポーツの役割を重視している。野球においても日本との関係が広がっていくのをうれしく思う」と歓迎した。
 懇談に同席した現地日本大使館の大塚雅也臨時代理大使は「オコエ選手の訪問はナイジェリアで野球を広める格好の機会と考える。東京五輪後も野球とソフトボールを競技種目として残すため、世界的な普及は重要」と述べた。
 オコエ選手は5日に帰国する予定。


2017年01月05日木曜日


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