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<塩釜神社勝画楼>市が学術的調査申し入れ

 塩釜神社(宮城県塩釜市)が解体する方針を決めた江戸期の旧書院「勝画楼(しょうがろう)」を巡り、塩釜市の佐藤昭市長は4日の定例会見で、建物の学術的価値を見極める調査の実施を神社に申し入れたことを明らかにした。
 塩釜神社は書院の天井やガラスなど貴重な部材は保管する意向。佐藤市長は会見で、昨年末に神社側と話し合う場を持ったことを明かし、「さまざまな制度を使って建物を復元するにしても、市による事前の調査が必要になる。そのことをお願いした」と説明した。
 建物の保存を求める声は市民にも広がっており、市民グループ「塩釜の魅力を発信する会」が署名活動を始めた。代表の末永栄子さん(68)は「勝画楼は市民の宝。障子張りや草刈りをしたことがあり、思い入れもある。できれば今の形で残してほしい」と話した。
 勝画楼は江戸時代の建築とされ、歴代藩主に愛された歴史的建造物で、料亭としても使用された。塩釜神社は昨年12月、老朽化と損壊の危険除去を理由に解体を決めた。塩釜市議会は12月定例会の本会議で、保存に向けた取り組みを市に求める決議案を可決した。


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2017年01月05日木曜日


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