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<にゃんとワンポイント>幼いうちから習慣に

耳の掃除をしてもらう犬。普段から清潔に保つことが病気の予防につながる(仙台総合ペット専門学校)

◎犬の聴覚と耳の手入れ

 今回は犬の聴覚と耳の手入れの話です。
 犬と人では聞き取ることができる音域の幅が異なります。低音域は人とほぼ同じくらい、高音域は人よりずっと高い音を聞き取ることができます。犬笛はその能力を利用したものです。家電製品が発する高音や突然の大きな音は、知らぬ間に犬に不快感を与えていることもあるようです。
 犬が人の指示に従って、行動や芸を見せてくれるのはうれしいものです。これは言葉の意味を理解しているわけではなく、発せられた音の響きと、その後に自分がするべき行動、行動によって与えられる褒美や罰を関連付けて覚えることができる、ということです。
 母音に比べて子音が聞き分けにくいといわれます。同じイントネーションで声掛けした時、「マテ」と「ダメ」の違いは分かりにくいかもしれません。訓練の際には、母音の違う言葉を選んで使いましょう。
 犬が最もかかりやすい耳の病気は外耳炎です。耳の中の皮膚粘膜が炎症を起こすものです。初めはかゆみが出ますが、悪化すると痛くて耳を触らせなくなります。一度痛い思いをすると、自宅でケアできず、繰り返し患うことになります。
 アレルギーや細菌感染など、原因や病態はさまざまですが、早期治療が肝心です。異変を感じたら病院へ連れていきましょう。また、治療をやめる時期は獣医師に確認してください。中途半端になると、病態を長引かせることになります。
 普段のケアは指の届く範囲を優しく拭き取る程度でいいでしょう。子犬のうちから慣れさせておくと、耳掃除は気持ちのいいもののようです。耳の中に毛が生える犬種は、ペットショップや病院で定期的に手入れを受けることをお勧めします。(ノア動物病院・獣医師 後藤千尋)


2017年01月06日金曜日


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