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<全町避難>浪江3月帰還「準備整った」

 東京電力福島第1原発事故で全町避難する福島県浪江町の有識者委員会は5日、今年3月を目標とする帰還開始に向け「生活を始める準備はおおむね整った」と総括した新たな報告書を町に提出した。町は今月26日からの住民懇談会で、報告書を基に町の現状を説明する。
 昨年3月の報告書では(1)除染(2)インフラ復旧(3)生活環境整備(4)放射線対策−の4分類の計16項目で帰還への課題を整理。町は町民を交えた会合で、各項目の進展状況などを確認し、新たな報告書に反映させた。
 具体的には「宅地除染の進捗(しんちょく)率が約9割」「診療所が3月開所見込み」などと記載し、今年3月には最低限の生活環境が整うと評価した。今後の課題には「町民に分かりやすい放射能関連の説明」「商店街の復活」などを挙げた。
 馬場有町長は5日の会合後、「報告書の内容を軸に、住民懇談会で町の考え方を説明したい」と語った。
 町は26日〜2月10日、町内を皮切りに仙台市、東京、大阪など県内外10カ所で懇談会を開催。避難指示解除などを巡る意見を聞く。


2017年01月06日金曜日


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