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<藤沼ダム>復旧完了4月末に供給再開へ

 東日本大震災で決壊した福島県須賀川市の藤沼ダムの本体復旧工事が完了した。4月末の供給再開に向け、今月18日に貯水を始める。震災では決壊によって下流で7人が死亡、1人が行方不明となった。
 有識者による福島県の復旧委員会が5日、東京で開いた会合で試験湛水の開始を了承した。異常がなければコメの作付けに合わせて水を供給する。今秋の会合で観測データの確認などを行う予定。
 ダムは市有で、復旧工事は県が実施した。決壊を受けて設計手法を見直し、粘性土を含む3層で遮水する構造を採用。東日本大震災と同規模の地震に対応できる耐震性を確保した。貯水面積約20ヘクタール、貯水量は約150万トン。
 県農村基盤整備課の担当者は「ようやくここまで来た。人命が失われたダムであり、下流の人に安心してもらえるよう安全を確認しながら水をためていきたい」と話した。


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2017年01月06日金曜日


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