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<山形知事3期目>対話重視 支持得る

 アンケート結果について、山形大人文学部の北川忠明教授(政治学)に分析してもらった。

◎山形大人文学部 北川忠明教授分析

 県政運営の総合評価の高さは、財源、権限を持つ現職の強さが出たと言える。市町村長との対話を重視し、村山、置賜、最上、庄内4地域のバランスを取る姿勢が支持を得ている。
 個別政策で高評価の農林水産業振興、観光振興、森林(もり)ノミクスは重点的に取り組んだ分野。インフラ・県土整備は、最上、庄内の道路や新幹線の整備が進まず評価が割れた。やまがた新電力は始まったばかりで成果が見えない。
 親しみやすさ、情報発信力は受けがいい半面、目玉の大型事業がないため、将来ビジョン、政策の独創性に物足りなさを感じている。注文・要望での子育て支援、教育、定住促進の高いニーズは、進行する少子高齢化への危機感の表れだ。
 無投票は由々しき事態だが、過半数が容認していた。最近の市町村長選は無投票が目立つ。自身の選挙と重ね、現職の実績が評価されているのだから、無投票もやむを得ないと考える首長が多いのだろう。

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 5日告示の山形県知事選で3選を決めた吉村美栄子氏の2期8年の県政運営と今後の政策課題について、河北新報社は県内35市町村長を対象にアンケートを実施した。吉村県政を9割が「評価」し、2回連続無投票に約半数が「問題ない」と回答。重視すべき政策分野として農林水産業振興、少子高齢化対策を求める声が目立った。

[調査の方法]昨年12月に山形県内35市町村長に質問用紙を配布。「県政運営とリーダーシップの評価」「無投票の是非」「重視すべき政策」の各問に選択式、自由記述で尋ね、全員から回答を得た。


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2017年01月07日土曜日


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