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<高野病院長宅火災>福島県、医師派遣など視野

 東京電力福島第1原発が立地する福島県双葉郡で唯一、入院医療を続ける高野病院(広野町)で、院長が火災で死亡し、管理者と常勤医が不在となった事態を受け、県は6日、緊急会議を広野町で開いた。病院側が支援を要請し、県が県立医大などと対策を検討することを確認した。
 会議は非公開で、県幹部や遠藤智町長ら約30人が出席した。病院運営法人の高野己保理事長は新患の受け入れや常勤医の確保ができていないことなどを説明。「入院患者や病院スタッフを守っていただきたい」と支援を求めた。
 高野病院は現在、非常勤医師9人に加え、「高野病院を支援する会」の呼び掛けに応じた医師がボランティアで診療。会議では、ボランティアによる態勢の長期継続が難しいことから、県と県立医大が医師派遣を含む支援策を協議することとした。
 病院存続には、常勤医が望ましいとされ、法人経営にも携わる管理者が必要だが、出席者から早急な確保は簡単ではないとの認識も示されたという。
 県地域医療課の平信二課長は会議後、「早く管理者を置く必要はあるが、まずは目の前の医療提供の継続を最優先に、医師派遣などにスピード感を持って取り組みたい」と話した。


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2017年01月07日土曜日


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